眼瞼痙攣とは?
まぶたが自分の意思とは関係なくピクピク動いたり、ぎゅっと閉じてしまう病気です。
目を開けていたくても閉じてしまい、日常生活に支障をきたすことがあります。
どんな症状が出ますか?
- まばたきが増える
- 目が自然と閉じてしまう(開けづらい、開けるのに力が必要、閉じていたほうが楽)
- まぶしさを強く感じる(光がまぶしい、不快)
- 目の周りが疲れる、違和感がある
症状が進むと、目が開けられず、日常生活に支障をきたすことがあります。
なぜ起こるのですか?
正確な原因はまだ分かっていませんが、大脳基底核や視床の伝達回路に異常が起こるとされています。
ストレスや疲れが引き金になると言われています。また、一部の睡眠導入剤など薬や化学物質が原因となる場合があります。
また、パーキンソン症候群などの身体疾患による症候性眼瞼けいれんの場合もあります。
治療法はありますか?
いくつかの治療方法があります。
ボツリヌス毒素(ボトックス)注射
まぶたの筋肉の過剰な動きを抑える治療です。
効果は2.5~3か月程度続くとされますが、個人差があります。
また、副作用として違和感、閉瞼不全(瞼が閉じ切らない)、眼瞼下垂(上瞼が下がる)、ぼやけて見える、などの副作用が起こる場合もあります。
薬物療法
漢方薬などの内服薬を使うこともありますが、効果には個人差があります。
リハビリやストレス管理
目を休めたり、リラックスすることが症状の軽減につながることもあります。
遮光眼鏡やクラッチ眼鏡が症状軽減につながる場合もあります。
お気軽にご相談ください
当院では眼瞼けいれんに対するボツリヌス注射や遮光眼鏡処方も積極的に行っております。
ドライアイの点眼を使用しても目の不快感が落ち着かない、目が重い、目を開けているのが辛いといった症状のある方は外来にてご相談ください。