バセドウ病や糖尿病により、眼の症状があらわれている方の治療を行っております。
お悩みの方はお気軽にご相談ください。
甲状腺眼症
甲状腺眼症とは、眼球の周囲にある脂肪や筋肉が炎症を起こしてあらわれるものです。
バセドウ病の患者様に見られることが多いですが、橋本病の方、また甲状腺機能が正常であっても甲状腺眼症となることがあります。
症状
眼の周囲の筋肉が炎症を起こしていることによって、ものが二重に見えるといった症状がみられます。
そのほか、眼の奥のくぼみにある脂肪が炎症を起こすと、眼が突出するといった症状がみられるようになります。
眼が突出すると、なかなか引っ込みにくく、筋肉も元通りに戻りにくくなってしまいます。
治療
甲状腺眼症を悪化させる原因として、ストレス・寝不足・喫煙が挙げられています。
十分な睡眠時間を取り、禁煙にも取り組むことで、症状が少し改善されるということもあります。
そのほか、外科的な治療となりますが、両目の位置をずれを治す斜視手術治療などがあります。
糖尿病網膜症
糖尿病網膜症は、糖尿病の3大合併症の一つです。
糖尿病を発症してから数年経過し、糖尿病網膜症を発症するといわれておりますが、進行するまで自覚症状がみられないということもあります。
症状が悪化すると、最悪の場合、失明に至ることもありますので、特に目の症状がないという方も、定期的に眼科を受診し、検査を受けるようにしましょう。
治療
悪化を防ぐための治療として、レーザーを用いた網膜光凝固術があります。
症状の進行が早い場合であれば、将来失明を防ぐことができる大切な治療です。
そのほか、症状が進行している場合は、硝子体手術を行うこともあります。